日本で最初の鮭の博物館 イヨボヤ会館

イヨボヤ会館について

 青砥武平治(1713-1788年)は、サケの母川回帰の習性を利用して、三面川に分流「種川」(たねかわ)を考案した江戸時代の村上藩士です。
 清水流規矩[きく]術(測量技術)の免許皆伝者であった武平治は、その技術を種川造成のため大いに発揮し、31年もの歳月をかけて「種川」は完成しました。しかし、武平治は種川の完成を見ることなく76歳でその生涯を終えました。
 武平治の考え出した「種川」で、世界初のサケの自然ふ化増殖に成功したのです。種川造成の根底にあるサケの保護増殖の考えは、現在もなお引き継がれています。