日本で最初の鮭の博物館 イヨボヤ会館

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鮭の稚魚を放流式用に提供しました

本日(4月11日)、イヨボヤ会館地階の人工河川で展示飼育していた鮭の稚魚を、4月14日に開催される三面川鮭稚魚放流式(主催:三面川鮭産漁業協同組合)用に提供しました。

 

この稚魚達は、人工河川生まれのものです。昨年秋に三面川で捕獲された親鮭を人工河川に放し、オスとメスのペアになった鮭がここで産卵。そして卵からふ化して稚魚になったものを展示飼育していました。通常であれば放流せずにこのまま秋頃まで展示していましたが、R6年度は三面川でも鮭があまり捕れず、放流に必要な鮭稚魚の確保が難しいことから、今回提供の依頼がきたものです。

 

提供した鮭の稚魚は約8000尾。1尾あたり5センチくらいに育っていました。

 

人工河川の水位を下げ、三面川鮭産漁業協同組合の方々が引き網を持って中に入ります。ゆっくりと稚魚を傷つけないように網を持って移動し、稚魚を丁寧に運搬用の水槽に移しました。

4月14日の放流式では、三面川へ放流されます。約4年後、大きくなって戻ってきてくれることを願いたいです。