三面川の鮭と青砥武平治
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昨日に引き続き、今日は『三面川の鮭と青砥武平治』についてご紹介します。
もう少しだけお付き合いくださいませ。
1720年(享保5年)頃になると、乱獲などにより鮭が捕れなくなってしまいます。
そこで、村上藩の青砥武平治は『鮭がより産卵しやすい分流』を造ることを藩に提案します。
武平治は、鮭は産卵のために生まれた川に帰って来るという『母川回帰の習性』に目を付けます。
秋に産卵のため遡上してきた鮭を、柵を設けた分流の種川に導き、安全な状態で産卵させ、ふ化する稚魚を増やせば再び三面川に帰ってくる鮭も増えていくものと考えました。
村上藩はこの提案を導入し『種川の制』として川の造成が始まります。
この『種川の制』により三面川で捕れる鮭は飛躍的に増え、藩の財政も回復していきました。
種川は31年もの歳月をかけ完成しました。
武平治の考案した種川の制は、世界で初めて『鮭の自然ふ化増殖』に成功した保護増殖システムです。
今年は青砥武平治生誕300年にあたり、11月9日、10日には、イベントも予定しています。
イヨボヤ会館2階では、『青砥武平治 特別展』を開催中です。ぜひご覧ください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
『青砥武平治 特別展』開催中
本物の武平治の書です
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